高齢者施設で介護として働き続ける50代の女性の自宅に「コロナをばらまくな」などと書かれたビラが投函される、極めて胸糞悪い被害が発生しました。彼女は、首都圏の特別養護老人ホームで働く50代の女性で、「とても憤りを感じてショックでとても悲しい、夜も寝られなくなったり、不安になったりとかはあります」と答えているそうで、僕は、彼女に激しく同情するとともに、一生懸命働く方にあまりにもお粗末で心無い言葉に悲しくなります。
さらに、彼女を苦しめたのはこれだけではなかった。この案件について、勤務先に相談をしたら、「外であったことだから個人で対応してほしい」といわれたということです。傷ついた心に追い打ちをかけるような卑劣な発言に、思わず怒鳴りこみにいきたくなりますね。「自分が同じことされたらどう思うのか」問いかけたいと思いました。
コロナにかかりたくない気持ちは皆同じです。彼女だって同じなのです。日々、集団感染に怯えながら、もし集団感染が起こったら、従業員が責められる、肉体的にもつらい労働環境の中で、ただでさえ精神的に日々つらい状況の中で、コロナ誹謗中傷をする馬鹿野郎に加え、職場の仲間の対応も糞ということでつける薬がない。よくぞメディアに訴えてくれたと彼女には感心する。このような、心が幼稚園児以下の恥ずかしい差別は慎んでいただきたいと強く願う。
2011年の東日本大震災の時も、浪江町や熊野町の原子力発電所から避難してきた子供や人に対して、その状況すら辛いのにも関わらず、誹謗中傷をする関東南部の某学校や、歴史は遡ること1945年の広島、長崎原爆の際も、被爆者に対して「原爆の差別」など見ていると、何年たっても学ばないなって思ってしまいます。勉強や仕事ができる以前に、「自分が言われたりされたら嫌なこと、人にやるな」という基礎を、ちょっと勉強しなおした方がよいでしょう。話はそれているようで、同じことだと心から思います。今回このポストに投函した馬鹿野郎には、多額の賠償金を請求させたいところである。