(出典:Japan Skating Federation Official Results & Data Siteより引用)
① 優しいジャッジ 厳しいジャッジ
まずジャッジ6番と7番の方は、各技術のGOEおよび、演技構成点の10点満点で評価される各項目の評価が相対的に高く、ジャッジ6の方は、4つ目の項目であるコンポジションが10点満点を出されていることがわかります。
コンポジションは、評価の一部に、空間と動きの多次元的な部分が示されており、羽生結弦選手の衣装や、独創性を、より高く評価していることにほかなりません。やはり「黒い衣装」はあまり実践したことがなかったので、真新しい印象をジャッジに与えたかもしれません。
一方、ジャッジ1の方は演技構成点の欄が相対的に他のジャッジよりも厳しく採点されていることがわかります。またジャッジ4の方は、3つ目の要素「フライングキャメルスピン」をGOE1として評価しており、ほかのジャッジが3,4を出している中で、厳しい評価といえます。これだけ見ても、ジャッジによって、点数のムラが比較的大きいことが分かりますね。
② 世界最高級のトリプルアクセル
ほとんどのジャッジが、最高GOEである5か、続く4を出す見事な出来栄え点ですね。厳しいジャッジ1は4ということで、どうしても満点を出してくれないところが気がかりではありますが💦
羽生結弦選手のトリプルアクセルは、トリプルアクセルを入る前に、カウンターと呼ばれる、フィギュアスケートのバッジテストのステップテストでは、ロッカーに並ぶ最難関のステップ技を行ってから、直ちにジャンプを行ったことで、高評価につながっています。
それだけではなく、自力飛躍力の高さと、飛んだ後にフリーレッグを伸ばす(キックする)動き、さらにカウンターの前にもイーグルのチェンジエッジなど行ってもきれいなスケーティングが維持されていたことも、アクセルの高評価につながったと考えられます。
ありがとうございます。
続きもお楽しみ