先ほど、ツイッターで、僕は上のように、カーチスホールディングスは仕手株であると結論付けました。最近、投資顧問会社や、ツイッター上でカーチスホールディングスが非常に話題になっていたので、細かく調べてみると、下の理由でカーチスホールディングスは仕手株であると分かりました。
👹カーチスホールディングスが仕手株である理由
➁業績が特に良いわけではない
もくじ
➀仕手株の基準がすべて揃ったから
👹仕手株の基準
・浮動株比率20~40%以下
・時価総額100億円以下
・株価100円~300円台
・貸借銘柄
この5つの条件を満たすと、仕手株に狙われやすいと言われています。それでは、カーチスホールディングスは、この5つの項目がどのようになっているのか、上から順にみていくことにしましょう。
カーチスホールディングスは発行株数8000万株以下なのか?
カーチスホールディングスは、24087000株、約2500万株なので、基準の8000万株を下回っていますね。なので、仕手集団からは狙われやすくなります。
浮動株比率20~40%以下
私たち個人投資家は、浮動株しか買うことができません。しかし、会社の親族やそのつながりなど、私たちが買うことができる株とは別に、特別に株を保有することができます。これを特定株と言います。会社は、株を発行する際、この浮動株と特定株を発行するのですが、その比率については、会社ごとにバラバラです。
さて、この浮動比率なのですが、実は小さいと仕手集団に狙われやすくなるのをご存知でしょうか。浮動比率が小さいという事は、個人投資家が売買できる数が少なくなるという事です。それすなわち、ちょっと買っただけで株価が動きやすいという事を意味しています。という事は、仕手を企てるなら、株価が動きやすい銘柄を選びたいですから、こういった浮動比率の低い銘柄が、仕手株になりやすいのです。
では、カーチスホールディングスはどうでしょうか。特定株が82%あるのに対し、浮動株が8%です。これは、浮動株比率が、20%~40%以下になることを示しており、仕手株に狙われやすい数値となることを表すのです。
カーチスホールディングスは時価総額100億円以下か?
先ほどの図と同じですが、下に時価総額の欄がありますね。これを見ると、カーチスホールディングスは時価総額が58億円と、基準の100億円を下回っていますので、こちらも仕手株の基準を満たしています。
カーチスホールディングスは、株価100円~300円か?
結論からいうと、カーチスホールディングスの現在の株価は、483と、基準よりも大きく、仕手株の基準を満たしていません。しかし、カーチスホールディングスは、すでに仕手筋が入ったことで、ここまで株価が上がったと考えられます。現に、見えづらいですが、去年の12月の中盤では、株価は250前後と、仕手株の基準を満たしていたのです。そこからここまで急騰するのは不自然です。なので、カーチスホールディングスは、仕手株の基準を満たしていたと、言うことができますね。
貸借銘柄
仕手株になる基準として、空売りが可能な銘柄であることも挙げられます。カーチスホールディングスは、空売りが可能な銘柄ですので、基準を満たしています。
👉というわけで、現在の株価が483円になっている以外は、カーチスホールディングスは、仕手集団に狙われてる基準をすべて満たしていることが分かったかと思います。
しかし、カーチスホールディングスが、仕手株であると判断したもう一つの理由があります。後半は、もう一つの理由について解説していきますね。
➁業績が特に良いわけではない
🚙カーチスホールディングスは中古車関連の会社で、中国で開花させたそうです。最近ではツイッターで賑わったり、何かとカーチスブームが続いていのですが、果たして業績の方はどうなのでしょう。そこを詳しくみていくことにしましょう。
💡カーチスホールディングスのファンダメンタルズ分析
➁純利益:年々減少している
➂利益剰余金:多い
➃有利子負債:相対的に少ない
➄PER:661倍
➀売上高:年々減少している
カーチスホールディングスの売上高を見ると、予想を除いて、かなり年々減少傾向であることが分かります。こういった銘柄は、基本的に投資家が避ける傾向があるので、それでも買われてきた経緯は、不自然な感じを受けますね。
➁純利益:年々減少している
この欄の利益の部分がそれにあたりますが、こちらも予想を除いて、年々かなり減少傾向ですね。これでカーチスホールディングスの株価が吊り上がるのは、やはり他の何かの力がないとなかなか難しいですね。利益が出せていないのですから、倒産の可能性もないとは言えないですし、大口投資家が買っているような雰囲気にも見えないですね。
➂利益剰余金:多い
利益剰余金は会社の貯金のことですので、あればあるほど良いですね。この場合、一番下の有利子負債額と比べる必要がありますが、相対的に、利益剰余金はかなり高いので、カーチスホールディングスは、お金持ちですね。なので、ここは高く評価できると思います。ついでに自己資本比率も74.5%と、基準の50%と高く、借金が少ないので、倒産するリスクは凄く少ないと考えられます。
➃有利子負債:相対的に少ない
上の3で少し出てきましたが、有利子負債とは、利子付きの借金のことで、これが多いと印象が悪いですが、カーチスホールディングスは、有利子負債があるものの、利益剰余金がかなりある、つまり、借金を簡単に返せるだけの余力は十分あるという事なので、ここもかなり安全かと考えられます。
➄PER:661倍
この欄を見ると、カーチスホールディングスのPERは実に661倍と、15倍以上が割高である基準を、はるかに上回っています。これは、パラレル割高銘柄なので、カーチスホールディングスに投資するのは危険かと思います。
カーチスホールディングスでデイトレする場合
カーチスホールディングスが仕手株であることは、今後かなり急騰して、儲かるのでは?
このように考えた方もいらっしゃると思いますので、最後に、カーチスホールディングズでトレードする場合、気を付ける点について解説しますね。
💡カーチスホールディングスでトレードする際の注意事項
➁空売りは危険
➂14日は株価500を目指す可能性が高い
➃➂達成ならば上抜ける可能性が高い
➄➃ならストップ高の可能性も高い
こんな感じですね。仕手株の場合、短期で急騰し、短期で暴落するので、絶対に長期投資はNGです。少しずつ利確しながら、下がるようならすぐに損切をすることを徹底してください。また、空売りも危険です。どこまで上がるか分からず、場合、によってはテンバガーになることも考えられるので、そうなった場合、大きな借金を背負うことにもなりかねません。ここでは、➂以降の1月14日のデイトレのポイントについて、解説していきますね。
14日は株価500を目指す可能性が高い
上の図はカーチスホールディングズの30分足ですが、11日㈮の終値が483で陽線で終わっているかと思います。12本のロウソク足のボックスを見ると、520あたりが上値抵抗線で、460あたりが下値抵抗線だと考えられます。なので、上を目指すなら、まずは株価500を超えるかどうかそこが大きなカギになると思います。
大きくギャップアップして始まった場合、前場は買わず、安くなったところで押し目でエントリーするのが面白そうですが、買う場合は、100株か200株程度にしておいて、打診買いをお勧めします。やはり、下がるところまで下がることもあるので、そこからナンピンができるようにしておきたいですね。
で、もし株価が500を超えて520を超えていくのなら、ストップ高する可能性は高く、翌日も大きなギャップアップで噴き上げていく可能性は高いですね。なので、この株価500を超えていき、520を超えていけば、これはかなりの確率でストップ高、高値更新をするような動きになるかと思います。
まとめ:カーチスホールディングスは仕手株なので、大儲けできるチャンスですが、大損するリスクもあります
最後まで見て頂きましてありがとうございます。最後に本日解説した内容をまとめますね。
🐉本日のまとめ
➁カーチスホールディングズでデイトレするなら短期トレードで!