バタフライ
羽生結弦はバタフライが世界一美しいですね。バタフライ、上の写真のように、空中で体がプロペラのように平たく手と足を広げて、蝶のような姿になった形の技のことを言います。バタフライは、フライングスピンの前のスタートに入れることが多いですが、ステップの一部に入れる選手もいます。
フライングに入る前は上のような形で、本当にギリギリのところですが、一歩間違えれば大きく転倒することもある結構難しくて華麗な技なのです。このバタフライをやることによって、スピン自体の点数をあげることも可能です。
バタフライが終わった後は、羽生結弦はキャメルスピンを行うことが多いのですが、キャメルスピンはラクダのようなスピンという意味で、バタフライとラクダを融合させた姿勢となります。バタフライは美しいですが、難しさのあまり助走が失われ、スピンの回転速度が落ちてしまうことが多く、大変難しい技なのです。
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ドーナツスピン
羽生結弦のドーナツスピンは、世界一華麗な技になります。女子選手も含めて、ここまで心から美しいドーナツスピンができる選手はいません。スピンは早いだけではなく、美しく回れるかも人の心を引き寄せるためには大切なのですね。
ドーナツスピンは上から見ると、ドーナツのような形に見えるから、ドーナツスピンと名付けられています。また、ドーナツスピンは、大抵、キャメルスピン(上で解説した)から行われることが多く、羽生結弦選手は、バタフライ→キャメル→ドーナツスピンの順に行います。
ドーナツスピンは、体の作りによってなかなかできない選手が多いですが、コツは、ドーナツの形になる時に、魚のようなイメージを頭に持つとできやすいと教わったことが在ります。また、年齢を重ねるとできなくなってしまう特徴もあるのですが、羽生結弦選手は、今もなお健在ですね。
💡【参考動画】羽生結弦選手の引退を語る動画
ビールマンスピン
羽生結弦選手は世界一美しいビールマンをします。確かに、柔軟性の上では羽生結弦選手を上回る人もいますけれど、僕は、羽生結弦選手のビールマンが大好きです。羽生結弦選手は、他の事もできてでのビールマンですから、余計に素晴らしいといえますし、向上心を見せてくれます。ジャンプだけではないんです。
写真で止めてみると、羽生結弦選手は柔軟性が無いという人も、見直すはずです。男子でここまで上手に+それを継続させている+こだわりを持っている、という点に羽生結弦選手の魅力を感じます。ビールマンから、羽生選手の心が伝わりますね。
羽生結弦選手は、プルシェンコがビールマンをやっていたから挑戦したそうです。ビールマンは、スパイラルやレイバックスピンの後にやることが多いですが、羽生結弦選手はコンビネーションスピンの一番最後に入れることが多いですね。ジャンプだけではなく、こうした美しい技ができる点も、世界で一番美しく強い点であると、僕は思います。
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